北木島は島全体が良質の花崗岩(かこうがん)からなり、古くは大阪城の石垣に大量の北木島の石が使われたと伝えられる。

そのほか靖国神社の大鳥居や日本銀行本店等有名な建築物に使われ「石の島」として全国に知られる事となった。
北木島が石材業を始めたのは江戸時代の初期、また本格的に軌道に乗ったのは明治以降と言われる。

当初は島外の人が良質の石を求めて採石していたようであるが、天保14年北木島に生まれた畑中平之烝が私財を投じて
採掘及び販路の拡大に尽力し「北木石」を全国に広めた。

今では外国からの原石の輸入が増え、工場が陸地部にも進出している。


日本銀行本店旧館
(明治22年建築)
北木島の歴史は、江戸初期の大阪城築城にあたり瀬戸内の島々から運ばれた。現在も城内を飾る巨石ベスト11のうち3個が北木産である。
とりわけ、桜門の左右を固める竜石、虎石は見事である。
明治に入り、明治22年日本銀行店建築に使われて以来、首都圏はじめ全国のビル建築にしようされ建設資材供給を通じて明治期日本の近代化を支えてきた。
現在は、北木石の採掘は僅かで、輸入原石を使用した個人のモニュメント(墓石)の加工を中心とした高度機械化加工基地として栄えている。


靖国神社大鳥居積込風景(昭和8年)


靖国神社大燈篭



靖国 神社大鳥居


神戸湊川神社鳥居採掘風景(昭和12年)